自由を求める薬剤師

薬剤師として幸せに働くために、『仕事・お金・私生活』について考えるブログです!

転職を3回して思うこと③ ~転職歴・後編~

皆さん、こんにちは。

転職歴シリーズの続きです!

自分の経験が少しでも皆さんの役に立てたら何よりと思って始めましたが、自分自身の過去を振り返る良い機会にもなってました。それでは、現時点で最後となった3回目の転職についてお話していきます!

 

3社目 1店舗だけの個人経営

週6日勤務。残業もたくさん。休日出勤も普通にある。福利厚生もほとんどない。ありとあらゆるものが自己責任。自分史上最も過酷な環境で働きました。そして、自分史上最も仕事が楽しかった会社です。やることさえやっておけば、あとは自分が好きなことができるようなイメージをしていただけると良いかと思います。

会社としても、外に出ていくことに積極的なところで、いろいろな活動ができました。ここで働いたことで得られたものは数えきれません。

当時、地域ではまだまだ少なかった在宅医療を始めました。在宅を早めに経験できたことは、自分の人生にも良い影響を与えたと思っています。最初の頃は、何から始めたらよいか分からず、様々な研修会や会議に顔をだしました。自分一人で、知っている人は誰もいないという環境も珍しくなかったため、そのような場でも物怖じしないようになりました。これは本当に大きい経験です。

 

他にも、、、、

 

特別老後施設に訪問させてもらって、介護の大変さを教えてもらいました。

地域包括支援センターのスタッフと交流を持ち、地域の包括ケアシステムというものについて一緒に考える機会ができました。

薬剤師会にも参加して、様々なイベントの裏方を経験しました。

地域活動として、講話の場もたくさんいただきました。

地域ケア会議に参加もしました。

学校薬剤師にも任命されました。

研修会の講師もさせていただきました。

多職種の研修会の講師もさせていただきました。

交流会の開催もしました。

お祭りにも参加しました。

新聞に載りました。

雑誌で執筆しました。

      などなど、、、

 

とにかく、いろんなことを経験できました。

このような活動は本当に楽しく、ずっとこの会社でやっていこうと思っていたのですが、残念ながらそうはならず、、、

大きな理由は2つ

①子供が2人できて、家族の時間を大切にしたくなったこと。

②やりがい搾取にあっていると感じたこと。

正直、今の環境で以前のような生活を送りたいとは思えなくなっています。今は家族の時間を大切にしつつも、薬剤師としてやるべきことを貫きたいと考えています。当時はそのようなことを考える日々が続き、それでもやり始めた仕事は途中でやめられず。利益も出していたのですが、自分がやりたい仕事はサービス残業で。今まではやらなくてよかったはずの年末年始の営業対応を急に言われて。新しい事業を始めた社長には、とにかくお金が必要なのだろうというように、自分には思えてしまいました。

子供が生まれる前の自分であれば、大きな問題と思わずやれていたでしょう。しかし、当時の自分は、「このままでは幸せが逃げてゆく」と感じ、転職を決めました。

転職を決めてからは非常に早かったです。

今までは、転職先を決めてから退職を志願したのですが、この時は全く決めずに社長に伝えました。今までの転職と比べると、後ろ向きですね。でも、あの時転職していなければ、今の家庭環境は悲惨になっていたことが推測されます。当時の社長が言っていたセリフに、「子供を出産するときも仕事をする人は信頼できる」と言ってましたから。

家庭よりも仕事というタイプであれば、きっと最後までいれた職場だったでしょう。自分の環境が変わることで、考え方も変わって、働き方も変わっていくんですね。

 

直近の転職では、自分が知っている人たちに声をかけて、自分がしている活動を支援してくれるところで、有給がとれるところを探しました。

退職願を出してからの就活だったので、短期間で探しました。もう無理だと思うまで、本当にこの会社でずっと働いていこうと思っていたので。周りの薬剤師たちにも衝撃を与えたようです。

 

そして、現在の会社に。

実働6年 退社までの期間3ヵ月

 

4社目、複数店舗経営の小さな企業、、、