持ち家か賃貸か③ ローン減税の見直しについて考える
皆さん、税金のニュースはチェックしていますか?
フリーマンのブログでは、家の購入は、働くうえで大きな影響を与えることをお伝えしています。購入するか賃貸で行くか、正解はないと思いますが、自分にはどちらが良いかをきちんと考えることは重要です。
今回は、最近話題となったローン減税の見直しについて考えながら、家の購入や人生設計についてお話していきたいと思います!
- ローン減税はどう変わる?
- ローン減税をどう利用する?
- ローン減税をフル活用することが正解ではない
- ローン減税における注意点は?
- ローン減税見直しでフリーマンはどうする?
- ローン減税の見直しという増税をどう考える?
ローン減税はどう変わる?
最近、自宅を購入するうえで衝撃的なニュースがありましたね。ローン減税の見直しです。ちょっと前から話は出ていたので、気にしていましたが、あっと言う間のスピード感で決まりそうですね(-_-;)
現時点で確定している、主な変更点としては、
〇最大1%の控除率を0.7%に引き下げる
〇控除期間を10年から13年に引き延ばす
〇残高の上限が4000万円から3000万円に引き下がる
の3点ですね。
ローン減税をフル活用した場合、変更前と後でどれほどの差が出るのでしょうか?
控除額の累計が、
変更前 4000万円×1%×10年=400万円
に対し、
変更後 3000万円×0.7%×13年=273万円
となり、総額で
400万円-273万円=127万円
という差が出てしまいます。
衝撃的事実!!!!
ローン減税をどう利用する?
今回の変更で、今からローンを組む方は返済計画を見直す必要が出てきましたね。
強気に4000万円のローンを組むよりは、抑えめに3000万円にしてもローン減税の恩恵を同程度受けることが出来ます。
3500万円・金利0.7%というような借り入れのケースを考えます。
今までは、頭金を出さずにフルローンの方が総支払額が少なかったのですが、
今後は500万円の頭金をだして3000万円のローンの方が、総支払額が少なくなります。
利用方法は今まで変わってくるので注意しましょう!
ローン減税をフル活用することが正解ではない
いろんな減税や所得控除などが出てきたときに、フル活用することが正解と考えるケースがよくありますが、それは常に正しいとは限らないので注意しましょう!
そもそも、ローンを組むうえで最も重要なことは返済計画です。
借入額、金利、返済期間、返済方法、頭金、繰上返済、などを考えながら月々の支払額をシミュレーションするのですが、ローン減税はその中のツールの一つです。
薬剤師と聞くと、営業の人も「ローン減税をフル活用しましょう!」とか言ってくるかもしれません。
ローンのために働くなんてことにならないようにしましょうね。
ローン減税における注意点は?
ローン減税は勝手に適応になりません。最初は必ず確定申告をして、その後は毎年書類提出が必要になります。増税は勝手に徴収されますが、税金の還付は自分でやらなければいけません。国の制度は自分が動かなければ使えないものばかりだと認識しておいて損はないでしょう。
ローン減税は、税金の控除になるので、そもそも払う税金が少なければ、その恩恵をフルに活用することもできない可能性があるので注意が必要です。自分が支払っている税金額以上はかえって来ない。よくよく考えれば当たり前のことですが、意外と説明されないと気づかないので注意しましょう!
ふるさと納税をしている人は、ローン減税と併用していると控除額の上限が低くなるので注意しましょう!必ずシミュレーションしてくださいね。
基本的に税金について勉強する機会はないですし、政府もメディアも私たちに詳しく伝える気はないと考えます。自分から情報を探す癖をつけておかないといけませんね。
ローン減税見直しでフリーマンはどうする?
フリーマンの家はローン減税の見直しで損をします。正直、気持ちの良いものではありませんが、国の制度は受け入れる以外の選択肢がありません。
抜け道も探してみようとは思いますが、今回は難しそうですね。(国の制度には抜け道があったりすることもあるので、必ず探すようにしています。)
改めて、繰り上げ返済などもシミュレーションしてみようかと思いますが、おそらく繰り上げはせずに、資産形成に資金を回した方が得策になるような気がします。
もともと多少の変化があっても大丈夫なような返済計画を立てていたので、今回の見直しで、資産形成が困難になるというほどのダメージは受けません。ですので、今まで通りの方法で目標達成を目指していけるでしょう!
《追記》どうやら、現在ローン減税を受けている人は、従来の制度に従うようです。いいタイミングで家を変えてラッキー!!!
ローン減税の見直しという増税をどう考える?
少子高齢化の進む日本で、今後も増税は続いていくでしょう。新政権で、このローン減税以外にもたくさんの増税が行われます。
そして、そのターゲットは中間層になる気配ですね。
低所得者層の増税は生活できなくなるし、富裕層は税金対策に余念がありません。
このニュースをみて、「ふざけんな日本!」という感情表現では終わらせず、今後も襲ってくる可能性が高い増税ラッシュをかいくぐる術を身に着けておくべきです。
フリーマンが考える個人事業主も、税金対策を考えるうえでは重要なツールになりそうです。
個人事業主が正解だと断定しきらずに、今後も柔軟な思考で、今の世の中を自由に暮らしていける環境を整えていきたいですね。
ということで、参考になればうれしいです。
これからも様々な制度変更があると思いますが、上手に対応できるようにしておきたいですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!!!