多面的に物事を見てみる。
皆さん、こんにちは。
新しいブログの作成に向けて順調に記事を作成しているのですが、レイアウトの難しさに四苦八苦。
今度知り合いの薬剤師に教えてもらおうと考え中です。「あ、俺のことかも?」と思われた方、たぶん連絡がいくのでよろしくお願いします<(_ _)>
さて、今日はフリーマンが仕事をする上で意識している考え方についてお話しします。
今回、一番言いたいことは、
『見る角度が違えば、正義は変わる』
ということです!
今回は、フリーマンが普段意識している視点を簡単に紹介したいと思います。
主にコチラの6つになります!
①患者目線
患者さんの最良を目指す考え方です。100人いれば、100人の最良があるため、ある程度妥協も必要となるでしょう。
例えば、薬袋ひとつとっても、「名前は要れないで欲しい」とか、「効能効果を書いて欲しい」、「袋の材質を変えて欲しい」、「1つの袋につき1種類の薬を入れて欲しい」などの要望が入り乱れたら、手間がえらいこっちゃですよね。
ジェネリック医薬品についても、患者さんが見た目や大きさ、好みのメーカーから好きなものを選べるというようにしたら、無駄に在庫が増えてしまうし、調剤ミスなどのリスクも上がります。
患者思考は、薬剤師として働くうえで、最も大切な思考です。患者さんのために、どこまでやってあげるべきか、どこまで責任をもって行うべきかは、以下の6つの思考とのバランスが重要になってくるでしょう。
②自分目線
どんな仕事も自分を犠牲にし続けてしまっては続きません。自分自身を大切にするという思考も非常に大切です。
どんなにやりがいのある仕事だったとしても、自分の身体や精神を壊してはいけません。
患者さんのために働く上で、少し自分の都合側に寄せることも決して間違っているとは思いません。
例えば、休日や時間外対応の際、「今すぐ対応がベストだけど、明日でも大きな問題はなさそうだ」という状態であれば、翌日対応でも良いのではないでしょうか?
人間誰しも楽をしたいものです。楽ばかり追い続けてはいけませんが、楽しても良いところって大切ですよね。
ただし、変な理由をつけて、楽な方に楽な方に傾いていくのが人間ですので、後付け理由で楽な方ばかりに行かないよう、自分を戒めておく必要もありますね。
③法律目線
自分の行っていることが法律的に正しいかどうかの視点になります。
法律にはグレーゾーンも多くあるため、どう対応すべきかの判断で迷うことはよくあるのではないでしょうか?特に、『患者さんのために』という思いが強いほど。
グレーゾーンは全て不可としてしまうと、患者さんや他職種から見てどう映るのでしょうか。
④経営目線
これまで何度もお伝えしていますが、調剤薬局は株式会社です。なので、利益なくして会社を継続させることはできません。
仕事をする上で、経営目線は非常に重要になります。
しかしながら、経営ばかりを考えてしまうのも問題です。
「在宅は経営効率が落ちるからやらない。」「麻薬はデッドストックになるから扱わない。」「在庫を増やしたくないから、処方箋を受け付けないように誘導する。」「とにかく利幅の出る薬を出す」
これらは、医療人という目線からすれば、異常ですよね。
経営という目線だけで言えば、より効率よく、無駄な在庫は置かず、利益率が高いものを選ぶ、というのは、決して間違ってはいません。この辺りは難しいところですね。
ただ、いずれ経営的にも在宅をしないとか、麻薬を置かないとかいう選択肢は愚策だと思うのですが、この業界(特に下手にプライドのある中小企業)は過去の成功例に囚われがちで、未だに「在宅=儲からない」の精神が強いようです。
⑤社員目線
薬局は少ない人数で働くことが多いため、他のスタッフとの折り合いも非常に重要になります。
患者さんに寄り添って、自分も誇りをもって、コンプライアンスも問題なく、経営的にも素晴らしい行動であっても、一緒に働くスタッフからは良く思われないこともあります。
例えば、営業時間終了後の患者さん対応。幸いにも、私の周りのスタッフは、”患者さんのために”という思いをもって対応してくれます。法律的にも処方箋受付の拒否はできませんし、経営的にも対応した方がプラスですよね。でも、「えー、こんなタイミングで対応は無理」という対応をするケースも聞いたりします。
時間ギリギリの患者さんに丁寧に対応したところ、他のスタッフから「終わりなんだからサッサと投薬終わらせましょう」と言われたケースも聞いたことがあります。
働く目的は人それぞれなので、何が正解かは断定できませんが、他のスタッフと同じような方向で働くためには、経営理念がしっかりした会社に入ることがベストなのかなぁと思います。
ここまで極端でなくても、子供の迎えを気にしているスタッフには早めに帰らせてあげたり、調子が悪いときは休ませる。マンパワー不足で患者さんに迷惑をかけることもありますが、スタッフの状況もみておかないといけませんね。
⑥多職種目線
これからの時代は多職種連携という言葉は当たり前になるはずです。仕事をする上で、他職種の領域にむやみに踏み込むことや、他職種の株を下げるようなことをしていてはいけません。
「薬剤師としてやるべきことをやった=他職種にとって有益」とは限りません。他職種から見た理想の働きというのは、薬剤師の一般的な理想の働きとは大きくかけ離れることも少なくありません。
先日、とある保健士さんとお話したのですが、「今まさに家での生活環境に困っている方に対して、血圧の薬について詳しく話されても、、、」という事例を聞きました。
薬剤師としては、薬にフューチャーすることは決して間違っていません。ただ、今回の保健士さんの場合、生活像をみて、生活環境を改善するためのアドバイスが欲しかったのだと思います。
これからは、多職種との交流を深めて、多職種目線を意識していくべきではないでしょうか?
⑦社会目線
社会的にどうかを考えることは、働くうえで忘れてはいけないと思います。
自分の行為が、社会・地域にどれだけ良い影響を当たることができるのかを考えていくと、自分のやるべきことが見えてくるような気がします。
薬剤師として、今の社会ではどんなことを求められているか、どんなイメージを持たれているか。この地域ではどんな貢献ができるのか。
そういった目線は、ある程度経験を積んだ薬剤師は絶対にもっておくべきだと思います。
ということで、今回はフリーマンが意識する目線を紹介しました!
この中の一つの目線だけを切り取って、「この行動は良くない!」と断定する方もいらっしゃいます。言われた方、特に若い薬剤師はかなり凹むと思うのですが、目線を買えれば素晴らしい行動をしている可能性もあります。
是非とも、あなたの目線と近しい目線の会社・薬局で働けると良いですね。
また、自分が正しいと強く思いすぎているときは一度フレームアウトして他の目線で考えてみても良いかもしれませんね。
フリーマンは7つの目線しか持っていませんが、皆さんには他にもいろんな目線があるかもしれません。
ということで、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
自分自身にも言い聞かせつつ、主観的かつ客観的に楽しんでいきたいと思います!
皆様も楽しんて下さいませ!