自由を求める薬剤師

薬剤師として幸せに働くために、『仕事・お金・私生活』について考えるブログです!

転職に迷ったときの質問10選 後編

みなさん、こんにちは。

先日消えた内容を思い出しながら改めて書き上げました(-_-;)

いやぁ、やってしまいました。

ということで、転職に迷ったときの質問、後半の5個になります。

今回の内容は、特に完全にフリーマン目線になりますので、ご了承ください。

ちなみに、前編はコチラ。

juggred.hatenablog.com

 

 

さて、それでは後編スタートです!

 

 

 

⑥調剤報酬改定についていけているか?

2年に1度行われる調剤報酬改定。これにより、私たち調剤薬局の収入は大きく変わります。

ここ最近は、モノからヒトへの合言葉とともに、今まで軽んじられていた、在宅医療や情報提供、疑義照会などをしっかり行う薬局に手厚くなってきています。逆に、薬をただ出すだけの薬局は、厳しいものになっているでしょう。

ここで伝えたいことは、「在宅医療をやっていない薬局はダメだ!」ということではなくて、会社として調剤報酬改定の先手を打てているかどうかを見て欲しいのです。

 

参考までに、過去の調剤報酬に関連する記事です。

juggred.hatenablog.com

 

 

⑦薬剤師としての資質を担保しようとしているか?

調剤薬局では、薬剤師を雇う前に薬局の開局準備を始めることがあります。また、経営効率化のために、薬剤師が必要となるギリギリまで雇わず粘ったりする会社もよくあります。

その結果、薬剤師としての能力を度外視して、薬剤師の資格があればOKというスタンスで採用されるケースが見受けられます。会社も、本来は薬剤師としての資質向上を促すべきですが、辞められたら困るという理由で、薬剤師としての資質には目をつぶる、なんて状況も見てきました。

調剤薬局で働くうえで、薬剤師としての能力を鍛えていくことは非常に重要です。何故なら、私たちは保険薬剤師としての責任を果たすことで、調剤報酬を得ているからです。当たり前の話ですよね。

薬剤師としての資質は、稼ぐ稼がない以前の根本の部分ですので、そこを担保しない会社に居続けるのは危険かもしれませんね。問題が起きるのは時間の問題です。というより、もう起きてるかもしれませんよ。

 

⑧今現在、自分は理想の薬剤師像に近づいているか?

薬剤師としてどうありたいかは、人それぞれだと思います。

・在宅医療にどっぷりつかりたい。

OTCなどを通してセルフメディケーションに力を入れたい。

漢方薬の分野に進みたい。

・学生の教育に興味がある。

・薬剤師が楽しく働く場を作るための環境整備をしたい。

・後輩育成をして素晴らしい薬剤師を増やしていきたい。

・薬剤師会の中枢にいって薬剤師を盛り上げていきたい。

・薬剤師としてだけでなく経営者として輝いていたい。

などなど、本当に人それぞれだと思います。

忙しい状況や、周囲から期待される状態が続くと、本来の自分の在りたい姿が分からなくなることもあるでしょう。そんなときは一度立ち止まってみてください。自分の理想像に近づけていないと思うのであれば、しっかり考える良い機会かもしれません。

流れに身を任せることは決して悪いことではありませんが、自分の現状を把握することも必要でしょう。

 

⑨多職種連携ができる薬局か?

これからの時代は多職種連携は必須です。どう考えても必須です。

多職種連携をする上では、様々な職種と対等な関係を築き上げることが重要になるので、

〇門前の医師のご機嫌取りを責務としている。

〇担当している施設の責任者の言いなりになっている。

〇介護職を下に見ている。

〇地域包括と関わろうとしない。

というような薬局は本当に危険です。

正直、完全に平等な視点というのは難しいとは思いますが、薬剤師としての意見を封じるような会社、他職種への理解がない会社に勤めるということは、非常に危険と言えるでしょう。だって、薬剤師の責務を全うさせてくれないんですから。

 

⑩会社として患者や社員を守る仕組みがあるか?

調剤薬局では、店舗に必ず管理薬剤師が存在し、その責任はそれなりに重いものです。また、薬剤師の人数が5人以上の薬局というのはそう多くなく、1~2人という薬局が数多く存在します。

そんな中で、会社役員やエリアマネージャー等は各薬局に目を向けておく必要があります。薬剤師は国家資格なので、自己責任で調剤・投薬をすべきであることは間違いありません。かと言って、何もしてこない会社というのは要注意です。

社内での情報共有、内部監査や定期訪問など、何かしらの方法で各店舗で問題が起こらないような仕組み作りが必要です。(報告書などのうわべだけのものではないですよ!)たとえ優秀な管理薬剤師がいる薬局だとしても、定期的な状況確認必要です。それを怠る会社というのは、あなたに責任を丸投げするリスクがあるので注意しましょう。

 

 

ということで、後半の5つの質問のうち、皆さんは何個がYESでしたか?

願わくば、前後半合わせて全てYESの会社で働きたいですね。

今回の内容は、フリーマンの独断と偏見で選んだ質問ですので、どこをさがしてもこのようなスクリーニングはありませんし、信憑性があるようなものではありません。ただ、昔の自分に向けて強く伝えたい質問を選びました。

これを読んでくれた皆さんの中の一人にでも良い影響を与えられたらうれしいです。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様が良い環境でお仕事ができるように、良い環境を選んでいきましょう!