自由を求める薬剤師

薬剤師として幸せに働くために、『仕事・お金・私生活』について考えるブログです!

在宅体験談 ~薬剤師が輝くとき~

皆さん、こんにちは。

先日の3連休、なんと3日連続で呼び出されてしまいました(-_-;)

こんなことは滅多にないのですが、流石にビックリです。

さて、今日は久しぶりに在宅医療のお話です。

フリーマン自身が在宅医療を行う中で、自分自身が薬剤師として手ごたえを感じやすいケースと、そうでないケースがあります。

その違いって何なのかな~と思ったので、ちょっとまとめてみました。

フリーマンが経験した、理論ではなく体感のお話になります。独断と偏見のある、一薬剤師の意見として耳を傾けていただければ幸いです。

 

まずは、薬剤師がその職能を活かしやすいと感じるパターンです!

 

 

①他の医療従事者が誰も訪問していないケース

これはなんとなく想像しやすいと思います。「ご家族が患者さんを連れて行っているけど、薬の管理が困難で在宅訪問」というようなパターンですね。

こういったケースは、医師への報告事項が色々でてきます。

薬の保管状況などもそうですが、意外と患者さんからお話された情報が有用だったりします。患者さんも医療従事者の誰かに話したいことが溜まっているのか、自宅でゆったりした場面で色々教えてくれることは少なくありません。

「実は入浴中に息切れが気になった」

「最近は清涼飲料水ばかりで水分補給をしていた」

「足のむくみが気になる」

「痛みが強くて痛み止めは追加で6回くらい飲んだ」

などなど。

これらの相談に対して、薬剤師として患者さんに指導を行い、その旨をアセスメントとともに医師へ報告する。(場合によっては疑義照会になることもありますが)

そうすると、薬剤師の訪問によって医師の診察がより適切に、かつ効率的に行いやすくなるのではないかなぁと感じます。

 

②かかりつけの患者さんだったケース

これはフリーマンの理想のケースですね。

この場合は、患者さんの背景が分かるので、それを加味した情報提供を行いやすくなります。

また、患者さんからしても、知っている薬剤師が来るというのは本当に心強いことだと感じます。今までも、「フリーマンさんだからいうけど、、、」とお話を頂いたケースもあり、非常に重要な情報収集源となれるでしょう。

 

③2ヶ所以上の医療機関を受診しているケース

複数の医療機関を受診している場合は、双方の状況確認に薬剤師が一役買います。実際、困りごとが起きたときに、患者さんはどこに相談したら良いか分からず、薬剤師に相談することも少なくありません。

この舵取りは中々難しいのですが、全ての服用薬を把握している薬剤師だからこそできることがあるはずです。

また、純粋に薬をまとめて一包化してあげたり、次の受診日などのスケジュール管理をしてあげるだけでもかなり喜ばれますよ。

 

④処方内容が頻繁に変わるケース

外来の服薬指導でも、処方内容が変わったときは投薬に時間をかけますよね。それと同じように、処方内容が頻繁に変わるケースは薬剤師の服薬指導は非常に重要になります。

また、その変更内容を他職種に連絡することも重要になったりするので、薬剤師としての職能をしっかり発揮できる場面ですね。

お薬カレンダー管理や、一包化で薬を渡しているケースなんかは、薬剤師がきちんと薬の追加・削除をやるべきでしょう。

 

⑤家族が協力的なケース

在宅医療では、介護力が非常に重要になります。介護力がある場合は、薬剤師としても服薬指導をより細やかにお伝えすることができます。

また、家族の負担感を聞き取ることで、本人だけでなく家族のための処方提案ができるようになります。

さらに、本人の話と家族から得られる情報には差があることが多く、家族からみた状況報告というのは在宅医療では欠かせない情報だと言えるでしょう。

フリーマンはフィジカルアセスメントがあまり得意ではない分、患者さんや家族の聞き取りには力を入れています。医師・看護師がしっかりフィジカルアセスメントをしているのであれば、聞き取りに力を入れるのも一つの役割分担ではないでしょうか?

 

残薬が大量のケース

薬剤師の役割の基本中の基本ですね。

残薬整理は、十年前から問題提起されてますし、今も薬剤師が果たすべき役割の一つと言えるでしょう。医師や訪問看護師に本来の業務に集中してもらうという点でも、ぜひ薬剤師が率先して行いたいところです。

残薬整理をしていると、何故飲み忘れが起きたのか、コンプライアンスアドヒアランスの問題点を見つけることができるので、それも医師をはじめとした多職種に情報提供していきたいところですね。

 

 

ということで、今回は在宅で薬剤師が輝きやすいパターンを挙げてみました。

個人的な意見にはなりますが、今回挙げたパターンであれば、薬剤師は積極的に介入していく価値があるのではないかなぁと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様も仕事で輝く瞬間が多く訪れることを願っています。

それでは、また!