自由を求める薬剤師

薬剤師として幸せに働くために、『仕事・お金・私生活』について考えるブログです!

素晴らしい薬剤師は高収入か?

皆さん、いつもお仕事お疲れ様です!


患者さんにとって素晴らしい薬剤師って、一体どんな薬剤師でしょうか?あんまりに漠然とした表現なので、明確な回答はしにくいかもしれません。人によっても違いますものね。

医療の必要性が高い方の場合、例えば、抗がん剤治療をしている方にとっては、薬の説明をきちんとしてくれて、副作用対策を教えてくれる、必要に応じて医師とやりとりをしてくれる、困った時は時間外でも対応してくれる、そんな薬剤師なんかは、素晴らしいと思いませんか?


逆に、企業からみた素晴らしい薬剤師はどうでしょう?薬局は大体が株式会社なので、資本主義の観点で言えば、利益を出すことが最も重要視されます。つまり、利益をたくさん出す薬剤師が、素晴らしいわけです。薬局の経営では、1時間の間に、3人の患者さんに丁寧に指導するよりも、9人の患者さんに素早く薬を出す方が、圧倒的に利益が出るようになってます。詳細を後々お伝えしたいと思いますが、丁寧な指導で得られる利益(加算)は、大した金額にならないんです。


ここで、収入について考えてみましょう!

社員の収入が高い会社とは、どんな会社でしょうか?社員への還元率が同じであれば、当然、利益の出ている会社になります。

会社から見た、素晴らしい薬剤師は、どんな薬剤師だったでしょうか?利益を出す薬剤師です。丁寧な指導をする、患者さんにとって素晴らしい薬剤師ではないのです。

ということは、患者さんにとって素晴らしい薬剤師になることは、残念ながら高収入にはつながりにくいのです。


自分は薬剤師として、患者さんや地域に貢献したいと思い、行動しているのですが、そう簡単には利益にはつながりません。ですので、自分のやり方では、高収入を目指すことは難しいのが現状です。

割り切ってはいますが、なんだかモヤモヤする部分ではありますね。


いつの日か、患者さんにとって素晴らしい薬剤師≒企業にとって素晴らしい薬剤師、となる日が来るよう、自分達がやれることを頑張っていきます!

そしたら、薬剤師全員が、気持ちよく患者さんのための行動をできるようになりますものね!


今日もお読みいただき、ありがとうございました!

皆さまの周りの薬剤師が、素晴らしい方々に溢れますように!