自由を求める薬剤師

薬剤師として幸せに働くために、『仕事・お金・私生活』について考えるブログです!

地域包括支援センターとイベントを作ってみた

皆さん、こんばんは。

最近、B’zの歌詞に胸を打たれているフリーマンです。

 

さて、今日は地域包括支援センターとイベントをして感じたことをお話していきたいと思います。

 

 

 

どうやって地域包括と一緒にイベントを作るのか?

フリーマンの住んでいる地域では、包括の方々と薬剤師との距離感は近いとは言い難い印象です。犬猿の仲ということでもないので、挨拶にいくと快く迎えてくれます。薬剤師の方から近づいてくるというのは、珍しいので好印象なのだと思います。

最初の挨拶は、「地域の方々のために、薬局・薬剤師でもやれることをやっていきたい!」という気持ちをもって、「薬関連で困ったことがあったらいつでも相談してください!」と伝えて名刺を渡してくるだけでも十分だと思います。行動してみないことには始まらないですからね。

フリーマンはだいぶ慣れているので、『地域でイベントあったら教えて下さい!可能であれば顔出します!』、『地区の集まりで薬の話できますよ!』、『困ったケースがあれば、一緒に訪問します!』というような感じで話していきます。

この辺は、慣れです。

あとは取り合えず実行するだけですね。

失敗したって大したことは起こらないので、やりながら改善していけば十分です。薬剤師と包括との関係が発展途上の地域であればなおさらです。『地域のために』という前提だけは崩さないように気をつけましょう!

一度信頼関係が出来上がると、芋づる式に依頼が来ます

そうすると、「一緒にイベントを作ってみよう!」という流れは、ごく自然に生まれてきます。

 

介護者のガス抜き企画

今回作ったイベントは、介護に悩みを抱えている方たちの集まりです。以前から包括で介護者の負担が気になっていたとのことで、複数の方に声をかけて、介護者+地域の資源となる職種、でワイワイ話をするという企画でした。

フリーマンはその中の薬局薬剤師というポジションですね。

最初は、何とも言えない緊張感がありましたが、時間がたつにつれ、皆さんが抱えている想いを語りあう場になっていきました。多少、薬剤師として話をすることはありましたが、メインは傾聴でしたね。介護者同士のリアルな意見交換というのは本当に勉強になりました。

ちなみに、今回参加した介護者は3名でした。こじんまりとした感じが、ちょうどよかったように思えます。

 

参加した介護者と薬局薬剤師の関係は?

参加者の方々と話をしていると、薬局薬剤師を頼りにしているという方はいませんでした。残念!

薬局薬剤師とのかかわり方が分からない、というあるある話ですね。今回の企画で薬剤師にも興味を持っていただいたようで、イベントの終わりに名刺を渡して『困ったらいつでも連絡をください。』と伝えてきました。ちょっとだけ会社の宣伝もしつつ。

今回は傾聴がメインだったので、『薬局薬剤師はこんなことができます!』みたいな熱い発信はしませんでした。フリーマンの個人的なスタンスですが、自分自身がグイグイ来られると引いてしまうタイプなので、信頼関係が築けていないと思う方には控えめです。

地域住民との関係は、一朝一夕ではなく、少しずつ浸透していく方が、長く付き合えるのかなぁなんて思ったりします。人と人との関係なので、合う合わないもありますしね。ちなみに、在宅対応も慎重派です。

 

今回の企画をお金で考える。

いつものように、ちょっとだけお金の損得で考えてみましょう。

今回の参加者3人のお話を聞き、グイグイいって処方箋を持ってきもらった場合、処方箋を3枚応需できるかもしれません。場合によっては、一包化やかかりつけ薬剤師、外来服薬支援、訪問薬剤管理指導などにつながる可能性もあります。

そうすると、このイベントを成功させることには、経営的にも意味があるのではないでしょうか?地域活動に非積極的な薬局も少なくないと思いますが、地域活動している薬局が少ない今だからこそ、宣伝効果は絶大です!実際、フリーマンの薬局では、門前以外の処方箋枚数が倍以上になりましたよ!!

 

地域活動は通常業務にしよう!

勤務薬剤師の皆さんも、地域活動というのは薬剤師の基本業務というレベルにもっていって欲しいというのがフリーマンの思い。以前もお話ししましたが、私たちの収入は公的資金から捻出されています。であれば、地域にその能力を還元することは当たり前ではないでしょうか?

「患者さんのために」という言葉は薬剤師の中でもよく使われるようになっています。ただ、この患者さんという言葉の前には、「処方箋を持ってくる」という枕詞がついていたりしませんか?

気持ちは十分にわかります。処方箋があれば、確実に収入になりますし、ボランティアだけではやっていけませんから。

それでも、「(処方箋を持ってくる)患者さんのため」ではなく、「(地域で困っている)患者さんのため」に働く薬剤師になってみませんか?

薬局という箱を出ると、周りには本当に困っている方がたくさんいます。薬局に来た患者さんに医療を提供することは非常に大切ですが、それだけでは薬局薬剤師という存在価値は包括ケアシステムにおいて重要性が低くなるでしょう。

受動的な対応だけでなく、能動的な医療提供をすることで、薬局薬剤師の価値はより重要視されるはずです!

その一つとして、是非とも地域活動を頑張ってみませんか?

 

 

フリーマンも地域活動を頑張る薬剤師を応援できるような立場になれたらいいなぁなんて思っています。地域活動はやりがいとしては最高ですよ。本当に。

そこをどう上手に収益と結び付けていくか。

自分だけの問題でなく、同じような思いを感じる方々に少しでも役に立てるよう、頭を悩ませて行きたいと思います!

 

ということで、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんの活動が少しずつでも実を結びますように!!