安定性を維持しつつ、自由度を少しずつ上げていく
皆さん、こんばんは。
自由を求める薬剤師というテーマでお話をしていますが、これまた考え方に良い影響を与えてくれる動画に出会いました。
サラリーマンとフリーランスの働き方の違いを、自由度と安定度の2つのマトリックスで説明してくれています。自由を求める薬剤師、フリーマンにはとてもためになる内容でした。
とても面白い動画なので、良ければ皆さんもご覧ください。
今回は、この動画から学んだ内容についてお話していきたいと思います。
①ザックリ内容まとめ
動画の内容をざっとまとめると、
・サラリーマンは安定度が高いが、自由度は低い。
・フリーランスは自由度が高いが、安定度は低い。
・サラリーマンは安定度を、フリーランスは自由度を失うと、地獄のNGゾーンへ。
・サラリーマンは自由度を、フリーランスは安定度を得ると、経済的自由を獲得できる。
・経済的自由は、サラリーマンでもフリーランスでも、どちらからでも獲得可能である。
といったところでしょうか。
シンプルな内容ですが、中身は非常に濃いものになっています。むしろ、シンプルだからこそ、内容が濃くなるのかもしれません。
今回の一番の学びは、自由を獲得するためにフリーランスに転身する必要はないということですね。
②フリーマンはサラリーマン気質
この動画を見て、ハッとしたことがあります。フリーマンには、高確率でサラリーマン経由での経済的自由獲得が適していることです。(※必ずしも経済的自由をゴールとしていません。)
自由が好きなフリーマンはフリーランスの方が合っているかなぁと悩んだりしていました。しかし、自分の性格や過去の経験を振り返ると、サラリーマンを土台として自由を得ることが、自分に適していると言えそうです。
いくつかポイントを挙げてみると、
・フリーマンが薬剤師になった理由は、資格職で一定水準の給与が見込めると判断したため。
・過去に独立の話をされたことがあったが、迷わず断ったこと。
・そもそも、雇われての身で、いかに自由に働くかを考えている。
・フリーランスへ憧れがあるわけではない。
・サラリーマンは会社に守られているという自覚がある。
・投資手法が非常に分散投資。とりあえずやってみるが、必ず少額でスタート。
いろいろ書くと急に保守的にな感じなりますが、間違いなく言えることは、そもそも会社とwin-winの関係でありたいというのが本音なんですね。会社のために働く意志は常にあります。
③サラリーマンの『安定度』と『自由度』は、どう測る?
今回の動画にある『安定度』と『自由度』という概念を、自分の腑に落ちるところまで落とし込むと、どちらも『感覚』なのだと思います。
『安定度』は、将来の収入が支出に対してどの程度見込めると考えられるか、の度合いだと定義しましょう。
大企業に勤めて、会社内で上手に立ち回ることができ、会社の将来も安泰だと思えるのであれば、安定度は高いでしょう。逆に、中小企業であったとしても、荒波を超える強さを感じられるのであれば、それも安定度は高いと言えるでしょう。
いずれの場合だとしても、どこの会社でも働けるほどの能力を持った人であれば、安定度が上がることは間違いありません。
ちなみに、薬剤師という資格は、以前は持っているだけでかなりの安定度がありましたが、その安定度は年々低下しており、気づいたらNGゾーンというリスクがあるので注意が必要です。資格だけで安定度は得られません。
『自由度』は、公私共にどれだけやりたいことができているか、の度合いだと定義しましょう。
仕事においては、やりたい仕事と与えられた仕事が一致していれば、自由度はかなり高くなるのではないでしょうか?また、裁量権をどの程度与えられるかによっても大きく変わりますし、裁量権が少なくてもその範囲で自由に仕事ができれば、自由度は高いと言えるでしょう。
私生活においても、週休2日で残業無し有休も確保できる、そんな環境下でないと私生活の自由を感じないという方もいるでしょうし、週6勤務で残業ありでも1日休めれば十分プライベートも充実するという方もいるでしょう。
④『安定度』と『自由度』の高め方
安定度や自由度を高めるための方法はたくさんあると思いますが、フリーマンが実施していて、今後挑戦したい方法を書き出してみます。
フリーマンが『安定度』を高めるためにしていることはコチラ
・どこの会社でも薬剤師として働けるように一定程度の能力を持っておく。
・会社に頼らない繋がりを作っておく。
・会社以外からの収入源がある。
・資産形成を行っている。
・生活費を必要以上に上げないようにしている。
フリーマンが今後『安定度』を高めるためにしていきたいことがコチラ
・転職エージェントに査定してもらう。
・青色申告できるレベルの事業収入を得る。
・家計簿アプリを使って生活費の見直しを行う。
フリーマンが『自由度』を高めるためにしていることはコチラ
・自分のやりたい地域医療関連の業務で収益を出せるように能力を磨く。
・自分の業務を他のスタッフが代替できるようにしておく。
・付き合いたい人と付き合うようにしている。
フリーマンが今後『自由度』を高めるためにしていきたいことがコチラ
・フレックスな働き方ができる環境作り。
・自分のやりたいこと事業化してみる。
・自己管理能力、特に時間管理能力を向上させる。
⑤転職履歴の振り返りと今後の展望
フリーマンの転職履歴を自由度・安定度のマトリックスで振り返ってみたいと思います!
最初の会社は、土日が休みで休日の自由度は高く、一人薬剤師だったので仕事も好きなようにできました(割と自由度が高め)。新人だったので、特に薬剤師としてやりたいことがあったわけでもなかったとも言えます。この会社のままだと、自分の薬剤師としての能力が育たないのではないか(安定度が下がっていく)と思い転職。
2番目の会社は母体が大きな会社で、薬剤師として、社会人としての基礎を身につけることができました(安定度の上昇)。週休2日が約束されていて、休日取得も比較的悪くない。徐々に薬剤師としてどうあるべきかを考えるようになるが、社内ルールなどでなかなかやりたいことが出来ず(自由度の低下)、転職にふみきる。
3番目の会社では、薬剤師としてやりたいことを実現できました(自由度の上昇)。それに伴い、能力も上がり、社外の関係も構築され、どこでもやっていける自信がついてきました(安定度の上昇)。しかしながら、業務量の多さと私生活のバランスの悪さに転職を決意(自由度の低下)。
4番目の会社でも、自由度の限界を感じているというのが現状。
そこで、今現在考えているのが、一定の安定度を保ちながら、フリーランスという自由度の高い形態を取り入れていくこと。今回の考え方になぞらえれば、サラリーマン志向のフリーマンは、安定度を保ちながら自由を上げるというのが理想のルートになります。
自分が考えていた流れが、悪い方向ではないのかなぁと感じたところでした!
ということで、今回はフリーマンが大切にすべきものが実は安定度の担保だったという、自分にとって目からウロコのお話でした。
最悪のリスクが大したことない思えるから、自由を求めにいけるのだということを改めて痛感。引き続き、安定度を保ちつつ、自由度を上げていくための努力を続けたいと思います!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ほぼフリーマンの自己分析でしたが、お付き合いいただけて嬉しいです。
皆さんの考え方にも何か影響があれば、なお嬉しいです。
考え方に矛盾やおかしな点あれば、是非ご指摘ください!
それでは、皆さんもより良いポジションを目指して頑張ってください!!!