自由を求める薬剤師

薬剤師として幸せに働くために、『仕事・お金・私生活』について考えるブログです!

恐るべき既得権益

みなさん、こんにちは。

既得権益って言葉、説明できますか?

 

あまり良いイメージの無い言葉で、悪者とセットになりそうなイメージの言葉です。

実際ネットで調べたところ、一番最初に出てきたページでの説明文はコチラ。

『国や域・組織などの社会的集団や特定の個人が、過去の経緯や慣習、法的根拠に基づいて、取得・維持している利益を伴う権利。』

だそうです。

 

これってどんな集団や個人でも当てはまるような気がしませんか?

 

2年に一度の調剤報酬改定。

少しずつメスが入った調剤技術料も、薬剤師が欲しがった既得権益と言えませんか?

というか、どこの組織も既得権益を守ろうとするのは当たり前かもしれません。自分たちの収入を一定程度安定させるには、『取得・維持している利益を伴う権利』は必要ですよね。

極端な例ですが、急に、『明日から調剤や投薬は、登録販売者でもいいです。』なんてことになったら、私たち薬剤師の収入は大変なことになっちゃいますよね。場合によっては無職です。

 

なんだか悪のイメージだった既得権益ですが、自分たちにも身近なものだったのかもしれません。

 

ちょっと話を個人にうつします。

過去のブログでも書きましたが、先日人生設計をしてみました。

 

juggred.hatenablog.com

 

将来の収入は、とりあえず今の手取りをそのまま記入しました。

でも、この収入を10年先まで維持することは難しいだろうと常々感じています。激務にしたり、勤務地を変えたり、何かを犠牲にすれば可能でしょうが。

 

エクセルに出来上がった年間収支予定と総資産の推移。

これをもとに、収入がいくらまで減っても問題ないかを検討していると、「あぁ、このままの収入を保てたら、金銭的には、めちゃめちゃ楽だなぁ」と強く感じました。

働き方を優先して、収入を落とす覚悟を持った自分でも、この『既得権益』を手放すということには躊躇します。

 

この『既得権益』の概念は恐ろしく、過去にうまくいったことが将来も起こり続けることを前提にしてしまいます。なんの根拠もないのに、今のままいれば自分の収入は確保されていることが前提になっているんです。

そのため、何か新しいことをしようとするときに、既得権益が邪魔をします。

調剤薬局業界は、現状維持の仕事していては、自分の収入を守ることは難しい業界になっています。在宅医療を始めるべきだ、包括ケアは大切だ、地域に出よう、今の会社ではダメだ、薬局薬剤師自体がオワコンだ。人によって様々な意見があるかと思いますが、行動に移さなければ、ただの文句です。

気を付けなければいけませんね。

 

ということで、自分も既得権益にしがみつかないように気を付けながら、将来のプランを作っていこうと思います。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

どんな環境でも適応できるように頑張っていきましょう!

それでは、良い日々をお過ごしください!!!