自由を求める薬剤師

薬剤師として幸せに働くために、『仕事・お金・私生活』について考えるブログです!

施設依頼が来た。

皆さん、こんにちは。

最近、フリーマンのところに、施設の処方箋を受けてもらえないかという依頼が来ました。以前からフリーマンに講演を依頼してくれていた方が紹介してくれたようです。

これは非常に嬉しかったです。自分のやりたい仕事をして、評価をしてもらえる。それが新しい仕事につながる。本当に嬉しい限りです。会社からの評価は残念なものでしたが(・_・;)

 

ということで、今回は施設を新しく始めるにあたって、フリーマンが確認しておく事項をまとめておきたいと思います!

 

 

 

①一包化の方法

施設の処方箋を応需するにあたって、一包化は必須です。一包化といっても、単に服用時点でまとめれば良いわけではありません。

〇印字の内容は?氏名、用法、薬品名、日付、その他、何を記載するか?

〇線は引くか?引くとしたら何色か?

〇下剤などは別包か?シートか?

〇一包化不適の薬剤の対応方法をどうするか?

などを確認しておく必要があります。

 

②受け渡し方法

施設のタイプによって、看護師が常駐していたり、いなかったり。介入している介護スタッフの数も大きく異なります。また、その施設の方針もあるでしょう。

今までに経験したことがあるのが、

〇玄関先で事務スタッフに渡す。

〇看護師に渡す。

〇患者さんに直接渡す。

〇薬剤師が所定の場所に薬をセットする。

〇その時に対応する施設スタッフであれば誰でも可。

というようなパターンです。

 

③受け渡しの時間

受け渡しをする上で、施設の訪問時間を確認しておきます。

〇処方の当日に必ず配達が必要かどうか。

残薬があった場合は、残薬何日前までに配達すればよいか。

〇配達の曜日、時間帯の指定はあるか。

〇薬の準備に時間がかかった場合、何時まで配達すればよいか。

施設によっては、どんな内容だとしても必ず当日中に持参するように言われたりすることもあります。

また、看護師の兼ね合いで、遅くても17:30までに持参というような指定がかかることがあれば、夜の22:00でも問題ないという施設もあります。急な処方変更や風邪薬の場合、取り寄せに時間がかかることもあるので、時間が遅くてもかまわないと言ってもらえると助かります。

 

④点数の算定について

点数の算定については、最初の時点で相談しておくことをオススメします。フリーマンのスタンスとしては、管理指導料を取らせてくれない施設との付き合いは極力避けたいところです。点数を取れないというのはもちろん、自分が渡した薬で副作用や疾患の悪化があったときに、どう責任を取ったら良いかわかりません。

『指導料を取っていなかったので、自分は関係ないです。』

とは言えませんよね、、、

今までに対応したことのあるパターンはコチラ。

〇管理料は算定しない。(本当に渡すだけ)

〇薬学管理料を算定。(施設スタッフからの情報収集可の場合)

〇かかりつけ管理料を算定。(施設スタッフ又は本人から一定以上情報を得られる場合)

〇居宅療養管理指導料を算定。(薬剤師が薬のセッティングを行う場合)

基本的に、施設の患者さん全員に同じ点数を算定する必要があるので、そこがネックになったりします。また、施設職員は忙しいため、施設職員から聞き取りの場合は、端的に必要な情報を引き出す必要があるでしょう。

ハイリスクや、情報提供料、防止加算なども、対応すれば算定します。過去、服用薬剤調整支援料を算定したこともあります。というか、施設の方がとりやすいです。

 

⑤支払い方法

施設によって、支払方法も異なってきます。お金の管理は施設を通すパターンもあれば、個人管理としているところもあります。

〇月末締めで施設職員から一括払い。

〇月末締めで個人へ請求。患者家族が支払いに来るor振り込み。

〇投薬時にその都度会計。

支払いのタイミングは、必ず決められた日にちのところもあれば、いつでも良いというところもあったり、準備ができた時点で連絡がくるという施設もあります。

支払い方法に関しては、施設の要望をくみ取ることが望ましいでしょう。

 

その他

今まで挙げた項目以外にも、ちょっとしたことを確認しておきます。

〇処方箋の受け取り方法

〇薬情や手帳の管理方法

〇トラブル時の対応方法

〇緊急時対応

 

 

おおまかな確認事項は以上になるかと思います。

今日の内容が皆さんの参考になったら嬉しいです。

施設への対応が、ただの配達にならないよう、薬剤師の必要性を訴えていきたいですね。win-winの関係、三方良しの関係にしていきたいところです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!